広大地評価

ここでは広大地評価について簡単にご説明させていただきます。

相続した財産に広い土地がある場合、にその評価を算出しなければなりません。土地が広いことから、評価額が高くなるのではないかと心配されますが、広い土地の評価の場合には広大地評価を適用するこができます。広大地評価が適用できれば、大幅に評価額を下げる事ができます。

広大地評価の概要について下記よりご確認ください。

広大地として認められる基準とは

近隣の標準的な宅地の地積と比べて、著しく広大である

どれくらい広い土地だと広大地になるのでしょうか。広大地かどうかの判断は、”何㎡以上であれば広大地となる”といように面積だけで判断されるものではありません。地域内で他のお家の土地と比べてどれくらい広い敷地であるかという点から判断され、広大地として認められます。

開発をする際にその敷地内に道路等を作る必要がある

広大地はつぶれ地（土地を開発する際に公共公益施設に使用され宅地として使用することができなくなった土地の事）が発生することを想定し、その分の評価を下げることが目的です。したがって、たとえ広い土地であっても開発をする際、道路等の公共公益的施設用地が必要なければ広大地評価を適用することができません。

大規模工場用地に該当しないこと

工場を建てられる敷地としての適正がある土地であれば、戸建て用の土地へ開発をする必要がありませんので、評価をさげる必要もありません。したがって、大規模工場用地に該当しない土地である必要があります。

中高層の集合住宅（マンションなど）の敷地として適していないこと

上記の「大規模工場用地に該当しない」と似た内容ではありますが、広い土地でマンションを建てる適性がある土地であれば、戸建て用の土地へ開発する必要がありませんので、評価額を下げる必要もありません。したがって、マンションなどの中高層集合住宅に適していない土地である必要があります。

このように、相続した土地が広いだけで評価を下げることができるわけではありません。周辺の環境や状況が加味され、最終的に広大地評価が適用できるかが判断されます。

広大地評価が適用できれば相続税を大幅に抑えることができます。相続税の評価については、非常に難易度の高い分野となっておりますので、こういった評価における知識や経験が豊富な専門税理士にご依頼されることをお勧めいたします。

相続財産の評価・調査について

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